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子育て支援にはさまざまなサービスがあります。
子育て支援のサービスを知っていると、子育てと家事や仕事の両立がしやすくなるでしょう。

今回は、東京都の子育て支援や各区役所の一部の制度を交えながら、子育て支援制度について説明をします。

東京都の子育て支援にはどんなものがあるの?

子ども家庭支援センター

東京都には一部の離島を除いて子ども家庭支援センターが設置されています。
子ども家庭支援センターでの役割は18歳未満の子どもを持つ家庭を対象に各種の相談やショートステイ、一時預かり、ボランティア育成のほか、地域の子育て支援に関する情報が発信されています。

子育てひろば(地域子育て支援拠点)

子育てひろばは0~3歳児を対象とした保護者と一緒に遊ぶことができるスペースです。室内には、遊具のほかに本やおもちゃがあります。
また、子育て相談や子育てに関する情報、日によっては子育てに関する講座も開講されています。

在宅サービス

子育て支援サービスの一環としてショートステイやトワイライトステイ、ファミリー・サポート・センター事業などがあります。
保護者の病気や出張、育児の疲れなどで子育てするのが困難な場合に利用できる施設です。

ただし、地域によって開設している場所としていない場所があるので注意が必要です。

東京都病児保育事業

子どもが病気などで集団保育が困難な場合に利用できるサービスです。
保育所や医療機関等で子どもを預けることができます。

病児保育施設の利用は事前登録が必要なので、利用できる近くの施設などの情報を事前に調べておきましょう。
病児保育施設の一覧は東京都福祉保健局のホームページに記載されています。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/hoiku/byoji_byogoji/byouji.html

ファミリー・サポート・センター事業

先述したように、在宅サービスの一種である事業です。
子育ての援助を受けたい保護者と援助をしたいという地域の人をつなげる役割があります。

事業内容としては、子どもの送迎や買い物や冠婚葬祭等で出かける時、保育施設の利用前後などに利用することが可能です。
市区町村によって事業内容が異なるため、詳しくはお住まいの市区町村のホームページを確認してみてください。

東京都の子育て支援の助成金について

入院助産(出産費用の助成金)

経済的な理由から病院や助産院に入院できない方を対象に費用を助成する制度です。所得額に応じて金額が変わります。

また、独自の制度として港区では子育てしやすい環境を整備するため、港区在住者に限り出産費用の助成制度が設けられています。

港区 出産費用の助成
http://www.city.minato.tokyo.jp/kodomokyufu/kenko/ninshin/shussan/jose.html

児童手当

児童の健やかな成長と家庭の生活安定を目的とした児童手当の制度は0歳から中学校修了までの児童を養育している方が支給の対象になります。
年齢と子どもの人数によって支給額が変わります。

東京都福祉保健局 児童手当
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/teate/zidouteate.html

同じ制度で18歳未満の児童がいるひとり親の家庭を対象にした児童扶養手当もあります。

東京都福祉保健局 児童扶養手当
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/teate/zidoufuyouteate.html

医療費助成

各区役所等で行われている0歳から15歳までの子どもを対象に医療費が助成される制度です。
例えば、新宿区の場合は健康保険証を使って医療機関を受診した場合、窓口で支払う医療費の自己負担額や入院時の食事療養費が助成されます。

助成金を受け取るには申請が必要なので、各区役所に問い合わせてみてください。

東京都で子育てしやすい地域は?

東京都では「子育て応援とうきょうパスポート事業」という取り組みが行われています。
この事業は18歳未満の子育てをしている保護者や妊娠中の方を対象にパスポートを配布します。

この事業に協賛している企業や店舗は協賛ステッカーが貼られており、その店舗でパスポートを提示すると、様々なサービスを受けることができます。
主なサービスとして、粉ミルクのお湯の提供や授乳、キッズスペースの提供、商品の割引や景品の提供などがあります。

各店舗のサービの内容は以下のURLから確認が可能です。

東京都福祉保健局 子育て応援とうきょうパスポート
https://kosodate.pass.metro.tokyo.jp

特に新宿区、北区、荒川区、足立区、八王子市、福生市では子育て支援に力を入れており、独自に子育て支援事業を展開しています。

例えば、新宿区で行われている子育て応援ショップでは、習い事の無料体験や施設の割引、トイレや授乳室の提供などを独自で行っています。
他にも、子育ての口コミ情報ページなどでは新宿区内の公園設備や子育てイベントについて紹介されているので、子育ての参考になるでしょう。
詳細は以下のページからご覧ください。

しんじゅくノート
http://shinjuku.mypl.net/article/kosodate_shinjuku

まとめ

子ども家庭支援センターや子育て支援の助成金、とうきょうパスポートなどの持っておくと便利な制度など、東京都には手厚い子育て支援が用意されています。
市区町村によっては、出産お祝い金や公共交通機関の割引などが適用されている地域もあるようです。

ぜひ、あなたの住むまちの子育て支援事業を調べて、子育てに役立ててください。

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